HOME >> Beginner's Mod >> 1st Mod (1)



1st Mod (1) [東芝P-323/ Luxeon1W-HD/ 30mmコリメータ/ MicroPuck/ 2AA]

▼作成過程(端折り気味)



東芝P-323をホストに使いました。理由は2AAで30mmコリメータが楽に入り、オールプラスチックでなく一部にでも アルミが使われていること。この条件に適合するライトはこれ以外に知りません。

写真はヘッドを外すと電球部分が差込まれている台座部分がネジ止めされているので、それを外したところです。 スペース的には結構あります。ただしここら辺りは全部プラスチックですが。アルミってバッテリー側にしか 使われてないのか〜

外した台座部分です。スイッチ等うまい具合に全部固められているのでそのまま利用することにします。 しかし、そのまま使うとアルミ製ヒートシンク(放熱用のアルミ板)の厚みでヘッドが閉まらなくなるので、 写真の赤い円形のところを 切り取ります(ヒートシンクがそのままこの赤い部分の代わりになるような感じで)。 プラスチック製なのでそんなに難しくないです。ルーターに刃を付けて少しづつ少しづつ削ってく ような感じでやりました。

円形部分を切り取った所を上から。
切り取った後はヤスリで平らにします。

このパーツはこのようにはめ込み式です。中にスイッチなんかが入るスペースや仕切りがあります。 そのまま使えば仕切りがあるので、スイッチなんかの固定の仕方とかに悩まなくて済みます。 ただし放熱は全く考えてません^^;

中の仕切りに配線等がぶつかるようなところは好き放題に穴開けたりしてます。穴開けははんだごて そのまま使いましたがお勧めしません。

MicroPuckとスイッチ等をはんだ付けします。MicroPuckは小さく配線済みでしかも本体が完全絶縁状態、と 初心者の自分でもとても扱いやすいと思いました。バッテリー側の+に赤い線、−に黒い線、Luxeon側の+にオレンジの線、 −に緑の線です。350mAを出力。1Wの定格ですね…

スイッチは邪魔な上側に抜ける鉄薄板?(これの名称なんて言うんでしょ)を折っただけで後は標準のままです。 MicroPuckから見てバッテリー側の+の途中にスイッチが来るようにはんだ付け。 バッテリー側の−も標準の鉄薄板をそのまま利用。でも全然はんだが付かないので丸まったままです。とりあえず 固まってくっついてますが、なんか落ちそう^^;

さっきのパーツにはめ込みます。

スイッチはしっかり固定されてるのでいいのですが、マイナス側とMicroPuckはスカスカで すぐ動きます。なのでホットメルトで固めておきます。固め方はかなり適当です。

完全にはめ込んでみたところ。

本当はオレンジと緑の線は上に出して、ヒートシンクに穴を開けてLuxeonのすぐ横に配線を出すべきです。 見栄えもいいしその方が固定しやすくなると思いました。自分は面倒だったのでこのままです。というか、 本当の理由はMicroPuckから出てる線を短く切るのが怖かったりして^^;本当に切っていいの?とか ビクビクしながら切ってましたので…

なお、電工ペンチはかなり欲しくなります。ニッパーでの配線被膜剥きはかなり神経使います。

ライトの中に収めます。スイッチの向きに注意して押し込むだけです。固定してやらなくてもそのまま元の パーツを流用しているので完全に固定されます。

なお、ヘッドがしっかり閉まらないという理由からさらに奥へ押し込めるために脇のネジ穴部分が邪魔! ということで削り、さらに上述のパーツも削って深さを稼ぎましたが、これは失敗でした。奥に行くにつれて すぼまっており、ElektroLumensで買ったヒートシンクの大きさが合わなくなります。アルミを削るのが面倒なので そのままにしてありますが、ヒートシンクがグラグラで水平を保ちにくくなってます^^;

今回使ったLuxeonのbinコードはQ2Jでした。
色合い2の割にはなぜかけっこう白いです。

ElektroLumensで買ったヒートシンク(アルミ板)をそのまま使ってます。
Luxeonを固定するネジ穴は無いので、ルーターで穴を開けてからタップでネジ切りしてネジ穴を作ります。 Luxeonを置く位置には注意。中心を探るのにけっこう骨が折れました(定規で測って…の繰り返し)

後はLuxeonとアルミ板の間にシリコングリスを塗りたくって固定します。
なお、自分は下から来る配線用の穴をアルミ板外周上に取りましたが、これ絶対にLuxeon脇に取った方が いいです。ライト内でのヒートシンク固定もしやすいし、なんと言っても見栄えがいいと思います。

ライトの中に収めます。中のパーツとヒートシンクは接着剤等で接着します。
ElektroLumensで販売しているヒートシンクは、P-323ではほんの少し小さ目でした。

Luxeonにはんだ付けしてとりあえず本体の方は終了。当然ながら+−に注意。

▼完成っぽいもの









▼照射比較  *写真をクリックすると拡大します

[約1.2m]

▼1st mod(1) vs Arc-LS1 500mA


▼1st mod(1) vs Arc-LSH Premium


▼1st mod(1) vs Lambda Illuminator

[約40m]

▼1st mod (1)


▼Arc-LS1 Hybrid 500mA


▼Arc-LSH Premium
▼Lambda Illuminator Professional



[約60m]

▼1st mod (1)


▼Arc-LS1 Hybrid 500mA


▼Arc-LSH Premium
▼Lambda Illuminator Professional



▼照射写真  *写真をクリックすると該当距離の照射比較ページを別窓に開きます


▼室内1m



▼屋外5m



▼屋外10m



▼屋外20m



初めて作ったModです。
Elektro-Starを見た時、構造的にこれくらいならできるかも?と思ってしまったのがきっかけでした。 実際、既製のDCコンを使う場合ならそれほど難しくありません。基本は理科か何かの実験でやったことがあると 思いますが、乾電池に豆電球を直結して光らすのと同じです。その間にDCコンを入れるだけです。DCコンを使う場合なら 抵抗値の計算すらしなくてよく、ただ繋ぐだけです。

回路的なものはもの凄く簡単なのですが、問題はこれをライトにどうやって収めるか、ということだと思います。 実際初めてやってみて、はんだごてを握る時間なんてほんの5分も無かったような…。ほとんどが切ったり削ったり の作業でした。

できあがったライトの超簡単なレビューをすれば、Elektro-Starのハンディライト版です。Elektro-Starはあの形状が 不満で結局持って使ってたので個人的には理想の実現でした。でもレンズを割ってしまったりしてベゼルにヒビが 入ったりしており見た目はよろしくないです。でも使うには満足です。P-323の大きさがけっこう手にしっくり来ます。 お散歩用ライトになりそうです。気に入ってはいるのですが、これは1st Mod (2)へ続きます^^;
(03-06-07)

■材料費■

・東芝P-323 1,680円
・LXHL-MW1D Kit $11.50(約1,380円)
・1W MicroPuck $14.95(約1,794円)
・30mmコリメータ $7.99(約959円)
-----------------------------------
 合 計   約5,813円

※大まかな材料費です。購入の送料は含みません。工具類関係の料金も含みません。



[ HOME ]