HOME >> レビュー >> INOVA X1


INOVA X1

本体写真

▼約10cm
▼Arc-AAA LE、SEA BrIGHT、X1、X5


▼前面
▼後ろから
▼集光レンズはカメラレンズのよう

▼バッテリーは単3×1
▼−接点が接触しづらい感じ
▼1AA込みで68g

▼前から見なければX5のミニチュア版



照射比較その1 [室内約1.2m、ISO200、F2.8、シャッタースピード1/8固定]
※写真をクリックすると拡大します
※全て左側がX1です

▼vs SEA BrIGHT
▼vs Arc-AAA LE 3.1


照射比較その2 [草むら手前まで約1.5m、ISO200、F2.8、シャッタースピード1/1.6固定]
※写真をクリックすると拡大します

▼X1
▼SEA BrIGHT
▼Arc-AAA LE

照射比較その3 [屋外10m、ISO200、F2.8、シャッタースピード1/1.6固定] (照射比較のものです)
※写真をクリックすると10mの照射比較ページを別窓に開きます

▼X1
▼SEA BrIGHT
▼Arc-AAA LE

照射写真 ※写真をクリックすると該当距離の照射比較ページを別窓に開きます

▼室内1m

▼屋外5m

▼屋外10m


INOVA製の1AA 集光レンズ付き1LEDライトです。これはかなり前からその情報が流れ、INOVA X5を使いその質感に 魅せられた者(自分含む)にとってはけっこう気になる存在だったのですが、その後発売延期が続いたため 何度かやきもきさせてくれたものでした。しばらくして海外通販のついでにこれを発見し、セール中で$19と 安かったので買ってみました(今見たらさらに安くなってました)。 買う前からたぶんこれはコレクターズアイテムだなと感じておりそれを承知で買ってみたわけなんですが、 届いてみて使ってみてもやはりこれはコレクターズアイテムですね^^; これを実用とできる人は限られるかもしれません。

本体はX5そのままの質感でまるでX5のミニチュア版です。外装の質感は相変わらず良く、むき出しのアルミなのに 素材を活かした高級感ある造りで外観から来る満足度は高いと思います。集光レンズもそこらの安物 集光式ライトのレンズとは異なり、まるでカメラのレンズのような何かコーティングのされたようなレンズで 見た目の高級感があります。ただ残念ながら少々長く、単3電池1本だけのはずなのにX5に迫る大きさです。 これは集光レンズを使っているために焦点距離を稼ぐせいで長くならざるを得ないんだと思うのですが、これを キーホルダーライトにするには相当根性が要りそうです。

スイッチはテールに付いたプッシュ&ツイスト式で、プッシュで間欠点灯・完全にねじ込むと連続点灯・緩めれば 誤点灯防止になります。しかし個体差なのかもしれませんがクリック感に乏しく、間欠点灯時にはかなり強めに 押してやらないとうまく点灯してくれないため、自分のものは不安定すぎて間欠点灯ではイマイチ使えません。 電池のお尻と接触する突起の高さがけっこう低めで、スプリング等で接触させる方式ではないみたいなので それが関係している気がします。

そして自分がこれをコレクターズアイテムだと思う最大の理由はその照射パターンのせいです。 まさしく超スポット。本当の意味でのスポット光で、レンズの焦点距離が合いすぎているのかそのスポットは非常に狭く (1.5m先でスポット径は約30cm)、スポットの周りは誇張でもなんでもなく全くの闇です。ここまで完璧な スポットだとかえって清々しい気が・・・。正確に言えばスポットの周りを本当に真っ暗闇の黒いリングが縁取り、 さらにその外に本当にわずかな知覚できるかどうか微妙なくらいの光(実際そんな感じです^^;)がわずかに漏れてますが、 これは照らすとかそういったレベルのものではないので無いに等しいです。その結果、真っ暗の家の中を歩く程度の シーンでさえ照らされる部分があまりに小さすぎるのため相当動きづらく、闇での行動のお供とするにはかなり辛い感じです。 自分の持っているLEDライトの中で集光レンズモノとして他にSEA BrGHTがありますが、そちらは完璧なスポットではなく外周には 盛大に光が漏れ、スポット径もX1よりはほんの少し大きいためにそれがかえって幸いして上記のようなシーンでもそれなりに動けます。 ちょっとX1のスポットはやり過ぎな感がありますね^^; なおスポットの中の光はレンズのせいか 青い光で縁取られるので気になる人は気になるかもしれません。どちらにせよ所詮は1LEDなのでメインには できない明るさです。1LEDにしては10mくらいまで光が届くのを楽しむくらいでしょうか・・・。これでLuxeonクラスの明るさ があればビーム光線みたいで楽しそうなんですが。

以上のことから自分はコレクターズアイテム(観賞用?^^;)と決めつけましたが、外に光が漏れない完璧な スポット光で限られた部分にしか光が当たらないため、劇場本番中での司会の台本読みのような用途には有効なのかも しれません。単3電池1本で点灯し、なおかつ外装は高級感あふれてかなりいい感じなので改造ベースとして使えると嬉しいですね。 もっともヘッドベゼルが上手に外せたらの話なんですが・・・

(03-12-18)




naturum BUDDY SYSTEM
INOVA X1 ナチュラムで注文
INOVA X5 MT ナチュラムで注文



HOME >> レビュー >> SINOVA X1