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Mr.Bulk SpaceNeedle version II (マグ2D仕様)

本体写真

▼26cm
▼SpaceNeedleII,BlasterVI,サージ
▼6AA込みで531g

▼前面
▼メイン部分
▼スイッチはDマグと同じ

▼6AAバッテリーホルダー
▼もう少し造りがいいと嬉しい


▼ElektroLumensのCR123A*3ホルダー
 は使用できなかった
▼内部を覗くと+接点がへこんでいる。
 このためか?


照射比較その1 [室内約1.2m、シャッタースピード1/8]
※写真をクリックすると拡大します
※SNII = SpaceNeedleII

▼SNII (spot) vs BlasterVI
▼SNII (wide) vs BlasterVI


▼SNII (spot) vs Arc-LS1 500mA
▼SNII (wide) vs Arc-LS1 500mA


▼SNII (spot) vs Arc-LS3
▼SNII (wide) vs Arc-LS3


▼SNII (spot) vs Scorpion (spot)
▼SNII (wide) vs Scprpion (wide)


照射比較その2 [奥ガードレールまで約40m、イス位置約35m、シャッタースピード1/2]
※写真をクリックすると拡大します

▼SpaceNeedleII (spot)
▼SpaceNeedleII (wide)
▼Blaster VI

▼Scorpion (spot)
▼Scorpion (wide)


照射比較その3 [奥ガードレールまで約60m、イス位置約55m、シャッタースピード1/2]
※写真をクリックすると拡大します

▼SpaceNeedleII (spot)
▼SpaceNeedleII (wide)
▼Blaster VI

▼Scorpion (spot)
▼Scorpion (wide)


照射写真 ※写真をクリックすると該当距離の照射比較ページを別窓に開きます

▼室内1m (spot)

▼屋外5m (spot)

▼屋外10m (spot)


▼屋外20m (spot)

▼屋外40m (spot)

▼屋外60m (spot)


▼室内1m (wide)

▼屋外5m (wide)

▼屋外10m (wide)


▼屋外20m (wide)




CPFで活躍するMr.Bulk氏のmodです。
本来これはマグ2CをベースにCR123A*3で駆動するものなのですが、自分はマグ2DをベースにAA*6で頼みました。
本来の姿であればもっと細く小さいライトになります。

5W-Luxeonを使用したライトとして、Arc-LS3の明るさでは満足できずにElektroLumensのBlasterVIを買ったわけですが、 CPFでそれよりもさらに明るいという書き込みを見てしまったので反射的に買ってしまいました。完全に病気ですね^^;


■明るさ、色合い、フォーカス調節■

このライトをレビューするにはここが全てだと思っています。
もう明るい!白い!の一言です。素晴らしい!正直言って自分の現在持っているライトの中で一番明るいと思います。 語弊を恐れずに書きますが、BlasterVIを買った時はスコーピオンの明るさを見て、5W-Luxeonでもまだまだフィラメントには 勝てないな、と思っていたのですが、SpaceNeedleIIの明るさはスコーピオンを超えたと言っていいのでは。 60mでの遠距離照射ではスポット時に微妙に負けてますが、それ以下では明るさ・照射範囲・色合いともにスコーピオンを 超えていると思います。

今までスコーピオンの光は色温度が高く、フィラメントと言えども割と白い光だなあとか思ってました。
ところがSpaceNeedleIIの光を見た後ではどうにも赤っぽく感じてしまいます。

また、これはBlasterVIのようにコリメータレンズで集光しているのではなくリフレクタ集光なのですが、これがとてもいい 配光特性になってまして、まるでDセルマグライトのワイド光+スポット光をいっぺんに実現させているような配光です。 写真の通り最スポット時でも周りまで十分明るく使いやすいのはもちろんのこと、スポットにして対象を照らした時に スポットの強い光が当たっている対象物を見ていても、幻惑されにくく暗く感じにくいような気がします。
集光方法としては、コリメータレンズとリフレクタ集光ならば、少なくとも5W-Luxeonではリフレクタ集光の圧勝のような 気がしました。この配光特性は素晴らしいです。

そしてリフレクタ集光のおかげでフォーカス調節も可能になっています。 これはマグライト等フィラメントライトのフォーカス調節とは少し異なり、もともとワイド光並みの照射範囲を最スポット時に 持っているので、ワイドの方向へ調節していくとその範囲の明るさが増し、遠くの明るさが無くなっていくような感じです。 照射範囲自体はほとんど変わりません。ちょっと不思議な感じがします。

何にせよこの明るさには大満足です。これを超えるにはSureFire上位クラスやHIDくらいなんでしょうかね…


■大きさ、本体■

本来のマグ2Cの大きさならもっと小さく、軽くなるのですが、どうにも6AAで使える魅力に負けてマグ2Dベースにして しまいました。なので、それなりに大きく、重いです。ちょっとカバンに忍ばせて・・・という使い方は難しそうです。 しかし、自分はライトを持っていく時に明るさと大きさを天秤にかけて持っていくかどうかを決めるのですが、これは明るさが 完全に勝っています。この明るさこそライトマニアの本道でしょう。

まだ発熱の問題がどうなるのか見極めていませんが、どこかアウトドア系に行く時には必ず持っていくと思います。 明るさが本体の大きさ・重さを忘れさせてくれそうです。もっとも小さくなってくれればそれに越したことはありませんが…


■バッテリー■

単3電池が使えることにかなり満足しています。 この明るさをあまり財布を傷めずに体感できます。大きさを引き替えにした甲斐がありました。 CR123Aに比べておそらくランタイムは落ち、暗くなるスピードも早そうですが、自分としては問題なしです。 Ni-MHで駆動できることは確認済み、アルカリに比べて明るさの落ち込みも無いようです。嬉しいです。

ただ唯一このライトに不満があるとすれば、この6AAホルダーですか。 うーん・・・ちと改良してみようかな。ここの造りはまさに手作りですね^^;
本来のCR123A*3ホルダーがどのようなものかはわかりません。あまり6AAで頼む人なんていないんだろうなあ…


■雑 感■

少し粗い造りが見え隠れする所がありますが、明るさと白い光が全てのマイナス点を吹き飛ばしてくれました。 お世辞抜きにもの凄く気に入ってしまいました。 将来的には、この明るさを維持してどれだけ小さくできるかに興味があります。 Mr.Bulk氏もDCコン入りライトを造られたようなので、ぜひ4AA駆動のSpaceNeedleを造って欲しいなあ…。 このような凄いライトを手にすることができるからmod販売は嬉しいです。Mr.Bulk氏に感謝です。

(03-05-02 修正2)



もし購入を検討している人がいれば少し注意点を。

SpaceNeedle IIはダイレクトドライブです。5W駆動になるんでしょうか?明るいはずです。 長時間の点灯でもの凄い発熱が予想されますし、Luxeonの寿命にも影響を与えると思います。 それと引き替えにこの明るさを得るかどうか・・・という天秤です。

Mr.Bulk氏からは「保証」があると聞きました。
Luxeonが燃えないという保証ではありません。燃えた時に往復送料とLuxeon実費で修復しますよ、という保証です^^;
個人改造品なのでどこまでの保証なのかは分かりかねますし、無茶なことは要求できないのは当然ですが、それでも こういった心遣いはありがたいです。

購入するときは以上のことをよく考えて検討してみてください。 これもまさに個人改造品の醍醐味ですね。ランタイムテスト・・・はしないかも^^;

(03-05-02 追記)



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