GENTOSのLEDライトは値段が安い割に明るいものが多く、また入手もしやすいのでけっこう好きなメーカーの一つですが、 GENTOS販売品はFavorLight社のOEMです。GENTOSのサイトは無いようなのですが、 FavorLightのサイトや 輸入販売会社と推測されるNUWAIのサイト である程度はGENTOS新製品の予想がつきます。なおこの製品はただのGENTOSでなくSUPER GENTOSになって います。どこがスーパーなのかわかりませんが… SG-00は3LED、6LED、キセノン球の切替式です。6LED時はスタミナライト並みに明るく、自然な白い光で好感が持てます。 キセノン球時はまあこんなもんか程度ですが。でもLEDでは照らせない遠くを照らしたい時などもあるわけでそういった時に 切替式ならばライト1本で済み、いろいろなシーンで活用できそうです。 リフレクターに凸凹があり、どのモードでもフラットで綺麗な照射です。照射ムラがありません。 本体の造りもつや消しのアルミで割と高級感あっていいです。ヘッド周りの刻みは転がり防止に役立ち○。 使用本数は奇数本になりますが、単4電池という入手性が高く安価な電池を使っているところも評価できる点です。 ただ難点もあります。 GENTOSの多モードを備えたライトに多く見られるように、このライトも6LED、3LED、キセノンのモード切替は一つのスイッチで 賄うため、いったん点灯させると毎回3LED→6LED→キセノン→OFFのトグルを味わうことになります。モード切替えの方式は 仕方ないにしろ、正直3LEDモードは不要だと思いました。 もう一つはライト本体自体若干重い所。ライト本体の質感が出た見返りかけっこうズッシリ来ます。 LEDとフィラメント切替式のライトは便利だと思います。通常LEDしか使わないにしても、いざという時にフィラメント球が 使えるという安心感は大きいものです。 とは言え最近切替式のライトの便利さよりも、用途に見合った単機能で高性能なライトを用途の本数だけ持つことの方が いいような気がしています。スコーピオンやサージ、シュア等の強力なフィラメント球のライトを知ってしまった今では、 切替式のフィラメント球は主に暗めであり、どうしても見劣りするためです。あくまでいざという時の保険、携行するライトの 本数を減らせるかもしれないといった意味合いしか感じられなくなってしまいました。様々なライトを見てきた弊害です。 このSG-00のフィラメント時の明るさも例に漏れずこんなもんか、程度です。これではXB-60の方がよっぽど使えるかなあ…。 ところがNUWAIの同型でCR123A*2で駆動するライトがあるようで、そのキセノン球ならスコーピオンクラスの光らしく期待大です。 LEDとフィラメント切替式のメリットを最大限に使える気がします。最後にSG-00の評価はあともうちょっと、です。 (03-02-21) OEM元が間違っていたようなので修正しました。 (04-01-06修正)