GlowRingsを手に入れてからずっとトリチウムカプセルが埋め込まれた腕時計が気になっていました。
この手のものだとLuminoxが有名ですが軍用腕時計のSandYやMARATHONなんかと基本的には同じものなので、手に入れやすい価格と
あまりゴツくないものということで、mb-microtec社
Traser-Watchの
ミリタリーシリーズ「H3」ブランドのP5900を手に入れました。これはStocker&YaleのSandY 490 type1と同型で、
海外通販(英国)でだいたい75イギリスポンドで販売されており、英国からの送料を考えると
ここが
日本でも直輸入品を送料込み14,800円で販売しておりかなり良心的です(現在売り切れてますが)。
なお「H3」は米国ではなぜか倍くらいの値段します。
さて光り方の方はというとGlowRingsを見ていただけにもっと盛大なものを期待していたのですが、一つ一つのカプセルが
細く小さいためかGlowRingsほどではないです。まあGlowRings自体それほど明るいものでは無いのですが。
「H3」シリーズはISO国際基準に従って25マイクロキューリー以下の放射線量にトリチウム量を抑えて製造されているようです。
この辺が明るさに関係している気がしますが、Luminoxでは日本向けの"T25"バージョン(トリチウム量が925MBQ以下)と
米国仕様(1502MBQ以下)が存在し、両者を比べると「明るさが違う」という意見と「明るさは同じ、発光寿命が違うだけ」という
意見があるのでトリチウム量による明るさの違いは結局謎のままです…。
しかしそれでもルミノーバ系畜光式腕時計と比べると夜間での視認性は段違いです。
ルミノーバ自体は今までの夜光塗料と比べ物にならないほど非常に長い時間発光し続けるという畜光材なんですが、
畜光するということは光を当て続けておいてやらないといけないわけで、長袖に隠れがちの腕時計の特性からすると
いざ暗闇で時計を見る時にはほとんど役に立たないという経験が多いです。それを補助するためにバックライトなり
が装備されているわけなんですが、ボタンを押すのが面倒とか電池が心配で頻繁に使えないとかいろいろ弊害も多いのです。
そこへ行くとトリチウムは良いですね。寿命はありますが、何も操作せずとも一応はずっとこの明るさが続くわけで。
暗いと思うこの明るさも目が闇に慣れた頃にはけっこうな明るさに映ります。視認性はかなり良いです。
以上あんまり懐中電灯とは関係ないものでしたが、「絶え間ない光」を求める光り物好きにはこの手のものはかなりツボです。
今となってはほとんど購買意欲も沸かない4LEDのTeknoliteなんかも、このトリチウムカプセルが搭載されているがために
なんとなく気になる存在になってみたり^^;
このあたりなんかにも面白そうな
ものが転がってます(ちなみにこのショップは日本への送料6.95イギリスポンド程度と安めです)。
この手の面白い商品がもっと出てくると楽しいですね。
(04-05-06追記)
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