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GLO-TOOB

本体写真

▼6.4cm (突起部除く)
▼Nano-Mate、GLO-TOOB、Infinity-1W


▼ボディ
▼点灯すると逆付けされたLEDが反射
▼底面からうっすらと基盤が見える

▼リングが付いた部分をひねると点灯
▼OFF時
▼ON時

▼バッテリーは12Vアルカリ電池
▼綺麗なアクセサリといった感じ
▼点灯部

▼バッテリー込みで34g



CCFLとの照射比較 [ISO200、F2.8、シャッタースピード1/4固定]
※写真をクリックすると拡大します

▼GLO-TOOB
▼H-545 (CCFL)


たぶん要らないだろうけど無性に気になるものってありませんか。自分にとってのその一つがこれでした。 前々から海外のショップで見かけるたびにうずうずしていたのですが、あることをきっかけに「たぶん要らない」から 「たぶん必要」に変わってしまったので購入してみました。あることというのはレーザー距離計です。 アレは真っ暗闇の中では計測値が全く見えず、LEDキーホルダーなんかを自分に向けて照射し判読するというようなことを しなければならないのですが、レンズを通して直接向けられる1LEDというものはなかなか目に優しくないものです。 また凸レンズに光を向けることになるためなかなかうまくポイントに当たらずイライラするので、面発光の「何か」を 渇望していました。はじめはELパネルで自作でもしようかと思いましたが、自作が面倒そうなのとサイズが大きくなりそうなので、 手っ取り早く拡散光で照らしてくれそうでコンパクトそうなコレはなかなか良さそうに見えたものでした。

GLO-TOOBとは簡単に言えばマーカー (暗闇での目印)です。3500m防水(本当かなぁ)、タフな構造からいたる場所において的確に存在を示すためのもの、 というものらしいです。自分のものは点灯と消灯しかできない無印GLO-TOOBですが、他に7モードを持つFXシリーズも あります。FXは点滅等7モードを備え、モードの切替も「切替用モード」に入ってからモードを選択固定、普段はON、OFFで そのモードを常用するという切替方式なので本来のマーカーとしての用途からすればFXの方が優秀です。 なお赤外線用のIRシリーズもあります。

なんとなくランタン代わりにできそうな感じなのですが、正直言って何かを照らすことはほとんど無理です。 構造を見ればそれも頷けます。底面から上方向に逆向きに付けられた3LEDからの光が反射鏡にぶつかって拡散し、 ボディに充填された透明なジェルのようなものを伝わってボディ全体がぼわーっと輝く、という構造です。 集光もへったくれもありませんのでどうしようもありません。素直にマーカー、そうでなければ綺麗に輝く アクセサリという認識を持たなければなりません。 ちなみに手に持ってハンディライトのように底面または上面を対象物に向けてみても同じです。 ぼやーっとした光はぼやーっとしたままでした。

構造と言えば点灯の仕方も手に入れるまでわかりませんでした。届いてからもしばらく悩みましたし…。 キーリングが取り付けられた「突起」を捻る、が正解です。突起を押したり黒いキャップ全体を捻ったりしてもムダです^^;  この点灯方式が故に瞬時に点灯させることは難しいです。なおストラップ等に取り付けた際に、本体が揺れたりすることにより 誤点灯が起きそうな気がしますが、きちっと締まり、さらに"遊び"がけっこうあるのでたぶん大丈夫でしょう・・・

さて、自分の目的自体はこのGLO-TOOBで無事達成されました。レーザー距離計のストラップに吊しておけば真っ暗闇でも計測値が余裕で判読できます。 まあ元々一般的な使用法では無いのですが^^; ということで 個人的にはなかなか有用だったのですが、GLO-TOOB自体は使う人を選びますね。人によっては全く無用の長物かと。 バッテリーが12Vアルカリ電池(23A)と特殊ですが今なら100円ショップで手に入りますし、完全防水でタフなマーカーが必要な人には 悪くないと思います。

(04-05-03)







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