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Arc-LS1 rev1 second (Cyan)/LS1 Hybrid rev2-PCB 500mA/LSH Premium/LS3

本体写真

▼ヘッド部の大きさ
 LS1 4cm

 LSH-P 4.1cm

 LS3 4.1cm

▼全長(全てLSH-Pにて)
 P123(CR123A*1) 6cm

 TSP123(CR123A*1) 6.7+1.5=8.2cm

 (CR123A*2) 10.1+1.5=11.6cm
 PAA(AA*1) 7.4cm
 P2AA(AA*2) 12.6cm
 TSP2AA(AA*2) 13.2+1.5=14.7cm

▼サイズ比較
 Arc-AAA LE,P123,PAA,TSP123

 P2AA,TSP2AA

 TSPシリーズ
 スコピ,E2,LS(P2AA,TSP2AA),ミニマグAA
 ヘッド部 LS1,LSH,LS3


▼ヘッド重量
 LS1 rev1

 LS1 rev2 500mA

 LSH-P
 LS3



▼総重量
 LS1+PAA(1AA込)

 LS1+P2AA(2AA込)

 LS1+P123(CR123A*1+キーリング込)
 LSH+TSP2AA(2AA込)
 LSH+TSP123(CR123A*1込)
 LS3+TSP2123(CR123A*2込)

▼コリメータ

 LS1 rev2
 発光体の黄色が綺麗に見える。
 全て綺麗。

 LSH-P
 発光体の黄色があまり見えない。
 「カビのようなもの」付着。
 (接着剤のようなもので"カビ"ではない)


 LS3
 発光体の黄色がギザギザに。
 「カビのようなもの」改善?
 LS1 rev1(Cyan)
 当然発光体の黄色は無い



▼PCB
 LS1 rev2

 LSH-P

 LS3
 LS1 rev1(Cyan)



▼テールスイッチ部
 TSP123
 テールスイッチを外しても電池は出てこない。
 リング等を付ける穴も健在。

 TSP2AA
 テールスイッチを外すと電池が出てくる。
 リング等を付ける穴は廃止。


 TSP2AAではテールスイッチを外せば
 電池交換可能。


▼PAA(AA*1)
 廃盤になったが、LSHやLS3でも点灯する。
▼P123での「ヘソ」問題
 過去出っ張りが大きかったので削った。
 今は逆に高さが不足気味らしい。


ランタイムテスト ※グラフをクリックすると詳細ページを別窓に開きます

CR123A (P-123)


NiMH (P-2AA)


照射写真 ※写真をクリックすると該当距離の照射比較ページを別窓に開きます

Arc-LS1 Hybrid 500mA Arc-LSH Premium Arc-LS3@CR123A*2

▼室内1m

▼屋外5m

▼屋外10m

▼屋外20m

▼屋外40m
▼室内1m

▼屋外5m

▼屋外10m

▼屋外20m


▼室内1m

▼屋外5m

▼屋外10m

▼屋外20m

▼屋外40m

Arc-LS1(Cyan)@1AA Arc-LS1(Cyan)@2AA

▼室内1m

▼屋外5m

▼屋外10m

▼屋外20m
▼室内1m

▼屋外5m

▼屋外10m

▼屋外20m


Arc-LS1 Hybrid rev2-PCB 500mA

(現在はこのモデルは入手できません)

ArcのLuxeonを使用したライトです。
前々からコンパクトで明るいという話を聞いていたのでずっと欲しいと思ってて、限定の500mA駆動であるこれが売り出された のをここぞとばかりに買ってしまいました。

コンパクトなのにこんなに明るい!と買った当時は嬉しくて狂喜乱舞でした。電池パックを変えれば単3でもリチウムでも使う ことができ、リチウムで使えばキーホルダーにもなんとか付けられるほどの小ささに、単3型ニッケル水素で使えば本当に一定の 明るさがムーンモードに入る約2時間前後まで続き、経済性と使い勝手の面で非常に優れたライトだと思います。 Luxeonということで今までの日亜LEDのライトよりも全然明るく、遠距離照射性能も上がっています。

通常400mAのLS1に500mAを流しているためか発熱はけっこう凄いです。
リチウム電池で密閉された空間で付けっぱなしで放置しておくと、そのうち持つのも厳しいくらいの熱を帯びます。ランタイム 実験では幸いにしてどこも溶けたりはしなかったのですが、カバンやポケットの中で不意についてしまっていたことを想定すると 怖い気がします。なお2AAでは放熱がうまく行っているのかそこまで熱くなりませんでした。

色合いは中心部は白っぽいですが、外周部にかけて黄色っぽくなっています。
屋内で使うと黄色いなーと思いますが、屋外での使用だとこれが返って見やすく感じました。

また、当時のリチウム電池パックの内部、電池のマイナス極との接点部分に「ヘソ」のような結構な高さの出っ張りがありました。 ライトをOFFにするにはヘッド部を緩めるのですが、このヘソのせいでネジ山が不足しOFFを維持するためにはヘッド部分を落ちて しまう寸前辺りまで緩めておく必要がありその点がとても不満でした(後日このヘソをドリルで削ることで解決) また、2AA電池パックはヘッド部分を回すのが固くて辛いものがありました。(これらの不満点は電池パックがそれぞれテールスイッチ 付きのものに替わったことで解決しました。見てくれは悲惨ですが…)

Arc-LSは工業製品というよりも自作品の風合いです。小さな会社で作っており、その分値段は高く、希少価値も高いです。 本体の作りの一つ一つも手作りの風合いで、悪く言えば雑です。 バージョンもコロコロ変わり、全てのバージョンは把握しきれません。 それでもコンパクトで明るく、そういったネガティブなものを吹き飛ばすだけの魅力があります。
値段は確かに高いですが、満足度の高い買い物でした。

(03-02-18)

Arc-LSH Premium

LS1を買って非常に満足なところへ、HI DOMEのLuxeonを使ったライトが出たためすぐに購入してしまったのがこれです。

Premiumということで通常品よりも高く、その分いいLuxeonを使用しているそうで明るさはともかく非常に白い光です。 日亜製のLED等なんかはよくHIDのような白い光と形容されますが、実際には青みがかったり赤みがかったりします。 が、このLSH-Pの白はまさに白色です。そこは評価できます。ですが、肝心の明るさはどうなのかと言えば・・・・

LS1 Hybrid 500mA(以下LS1)と比べると、LSH-PはHI DOMEのLuxeonを使用することにより、よりスポットな光に なりました。明るい面積が狭くなり、ぱっと見の明るさはLS1に負けています。 スポット光になったということで遠距離照射性能が上がっているかと思えば、LS1に比べてあまり変わりません。 遠距離まで照らす性能が変わらない以上、明るい面積の広いLS1の方が使い勝手には優れます。

実際は、LSH-Pの明るく照らしている部分の外側に広がっている微妙な光の漏れがLS1よりも広かったりするですが、 その明るさの広がりが認識できるのは近距離の室内くらいで、屋外ではあまり認識できません。 屋外では明るい部分だけが目立ちます。目が明るい部分に慣れてしまうため、ちょっとの光では認識できないのです。
また、屋外で使う場合には光の色の問題もあります。 青い光や白い光よりも黄色い光の方が実際に使った際の視認性に優れる気がします。 この点でもLSH-PよりもLS1の方が屋外で使った場合には使い勝手がいいです。

なお、HI DOMEのLuxeonの場合のビームシェイプは円ではなく菱形になります。
実際の使用には気になることはないですが、壁なんかに照らした時には目立ちます。

Arc-LSは今後このHI DOME型のLuxeonに移行していくと聞きます。 ツールを強調するArcがHI DOMEの優位性を唱ってますが、実際に使った感じ、ツールとして考えた場合はどうにも 退化のようにしか思えません。残念です。

(03-02-18)

Arc-LS3

LS3は5WタイプのLuxeonを使用したLSです。
以前から発売はアナウンスされていましたが結局発売は断念してしまいました。頑張れよArc…
残念なところへいきなりCPFにて最初で最後の3ダース限定販売の告知。 時間になる前に2chでもう販売してるぞ情報。急いで繋いでみれば・・・まだ買える!てことで買っちゃいました。

CR123A*2での駆動になり専用の電池パックが付属していますが、CR123A*1でも2AAでも問題なく使えます。 CR123A*2でなくても実用上の明るさはそれほど大差なく使え、自分にとっては嬉しい誤算でした。

光の方は見てもらえればわかりますが、ちょうどLS1+LSH=LS3といった感じです。 LS1の照らす範囲が大きくなったような感じ。ただしLSHのような菱形のビームシェイプのせいか照射ムラがあります。 LS1にフォーカス調節の機能が付いてwideにしたような照射です。光の明るさ自体はほぼ同等ですが…

また、見てのとおり遠距離照射の性能はほぼ同じです。 (LS3の20m照射の写真で椅子の見え具合がLS1に劣るような気がするのは、LS1は中心部が一番照度が高いこと、 LS3は中心部に僅かなダークスポットを持つためです)
これは光を集光するレンズ(コリメータ)が相も変わらずNX05を使用しているためだと思います。 LSHはHI DOMEのLuxeon、LS3はLuxeonVと変化しているのに、肝心の集光レンズが変わらないのでは性能も 満足に引き出せていないのでは…。Arcに落ち度があるというよりもLumiledsのせいだと思いますが、いくらなんでも それぞれのLuxeonで専用設計したコリメータを開発・実装して欲しいものです。特にLS3のものは光がけっこう拡散 しており、もう少し集光すればさすが5W!という光になりそうなのに非常に残念です。

いろいろと不満は残りますが、現状でも広範囲を明るく照らせるので実用的なライトには変わりありません。 5WのLuxeonとあまりに期待が大きすぎたせいもあるんでしょうが…
一般に販売されたのは36本のみという貴重なライトですが、LS1よりも使えそうなので常用するつもりです。 もっとも現状の5WタイプのLuxeonが抱える「寿命」が怖いんですけどね。。。

(03-02-18)

Arc-LS1 rev1
(Cyan色)

一番初期のArc-LSです。CPFのグラハムさんから譲っていただきました。

シャットダウン電圧が今の物よりも低く、そのため1AAでも普通に使えるのが特徴です。 ただし今の物のシャットダウン電圧が高めに設定されているのは、主にNiMH使用時の過放電保護のためらしいので、 これをNiMHで使うには注意が必要になりそうです。

今は亡きPAAパック(というのかわかりませんが^^;)も一緒に譲っていただきいろいろいじってみました。 rev1のPCB専用かと思ってましたが、実はLSHにもLS3にも使えます。もっともランタイムは短いだろうし、 明るさも落ちます。それでも需要はあると思うので、販売継続すればいいのに…

これはシアン色(緑色)なので通常使用にはできません。完全にコレクター用です。
Arc-AAAのターコイズ色がかなり明るかったので、もしかしたらLSならばとんでもなく明るいかも、などと 幻想を抱いてみたのですが、そこは一昔の性能故なのか思ったほどではありませんでした。明るさ自体は LS1 500mAといい勝負な気がしますがやはり色合いが…。今の5Wに匹敵するくらいの明るさなら使い道も あるのですが^^;

とはいえ単3電池1本でLuxeonを駆動させる貴重な品です。Arcはかなり昔から先見の明があったんだなあと 感心することしきりです。

(03-09-09)

追記
雪上での照射

上記3種類のLSを雪上で照らす機会に恵まれましたので追記です。

屋外照射になるのですが、自分が今まで屋外照射と書いていたのは地面が黒いアスファルト。 雪上では地面が真っ白い雪になります。当然見え方がかなり違いました。

一番明るさ感を感じたのは、意外にも屋外照射でイマイチと感じていたLSH-Premiumでした。
次点でLS1 hybrid-500mA、LS3の順です。(以下LS1、LSH、LS3と省略)

この結果になった理由は大まかに言って色とムラだと思います。
「雪=白」という構図が頭に出来ているせいか、白いものが白く見えないLS1やLS3はきちんと白く 見えるLSHよりも暗く感じました。
また、照射ムラを顕著に見せるのか、照射パターンの汚いLS3はLS1よりもなんとなく暗く感じる結果に なりました。
そしてもう一つ、白い地面(雪)は少しの光も反射するためか、LSHの外周部の弱い光も素直に反射 させ、実際にはLS1よりも照射範囲の広い所を見せつけてくれました。

自分にとってはけっこう衝撃でしたが、LSHを少し見直しました。

(03-03-28)

Arc Flashlight, LLCは倒産を決定したようです。Arc製品は在庫限りとなってしまいました・・・。 優秀なライトを送り出すメーカーだっただけに非常に残念で仕方がありません。 デザインのために大型化するライトや明るさだけを突き詰めて実用性を鑑みないライトなど を送り出すメーカーが多い中、シンプルかつコンパクトで実用性を重視することに終始するArcの姿勢には好感が持てたものです。 CPFでは社長自ら様々な受け答えをユーザーとの間で交わすなど、使う側に立った物作りをするメーカーでもありました。 「ライトは道具だ」という言葉は強く印象に残っています。とても残念です。

(04-09-23 追記)


tips

■TSP2AAでストラップなどを取り付ける穴がない

▼100円ショップ「つえのひも」
▼普通に付けると出っ張りが邪魔
▼ヘッド部に付けると邪魔にならず良好

TSP2AAではストラップなどを付ける穴が無くなってしまいました。これはこれで不便なので何かないか探してみた
ところ、100円ショップにいいものを発見。
普通に柄のところに付けると持つのに非常に邪魔なので、ヘッド部分に取り付けました。つえのひもの先端取り付け
部分はゴムになっているのでかなり伸縮し問題ないです。また、ずり抜けて落ちてしまうこともなさそうです。
放熱効果に影響を与えるかどうかわかりませんし見た目もへぼいです。ただ安いのでとりあえずの対策ということで。

(03-02-22)

■rev2ハウジングのLSをP123で使うと電池がカタカタうるさい

▼100円ショップのクッション付き両面テープ
▼正方形に2枚切り出す
▼はく離紙は取らずに貼り合わせる
▼真ん中で折って切ればハサミで穴空け可能
▼外周を切って円に
▼はく離紙を片面だけ取って電池に貼る

P123のバッテリーケースは小さいのでキーホルダーに付けるのに必須です。でもLSHやLS3の場合、LS1の基盤裏にあった
黒くて丸いクッションがないため、バッテリーケースの中で電池がカタカタ音を立てます。
この対策としてはArcにLS1に貼られていたものを貰うのが一番なのですが、貰い忘れたので困ってました。
運送屋さんの所の掲示版で魚の目パッドがいい、とあったのですが100円ショップになかったのでクッション性のある
両面テープで応用です。なお2枚重ねないと意味が無いです。
ただこの方法の注意点として、ランタイムテストをやった身としてはP123での連続照射はかなりの発熱を伴うのがわかって
ますので、発熱により剥がさないでおいたはく離紙が取れてしまったり焦げたりする可能性なきにしもあらず、です。
基盤側に貼らないのもこの方法ではぐちゃぐちゃになりそうで危険だと判断したためです。魚の目パッド欲しいなあ・・・

(03-02-22)

とか何とか言ってるうちにうおの目パッドゲット!
▼100円ショップです。15枚入り
▼怖いくらいにぴったり


厚みも申し分なく、これでぐちゃぐちゃになる心配もないです。
基盤側にも貼っみたのですが、ギリギリの大きさなのか微妙に外周が浮いてしまいうまく貼れず(自分が不器用だという話もある)、
また1枚では厚みが足りないのか電池に貼ったときよりもカタカタ音がする度合いが大きかったので、結局自分は電池側に貼ること
にしました。電池側では1枚でちょうどいい厚みです。今のうちに予備買っとこう。

(03-02-25)



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